どんな料理にも合う旨味たっぷりの万能野菜 玉ねぎ

玉ねぎ

日本家庭の台所には常備されていると言っても過言ではない玉ねぎ。世界各地の料理、とりわけ西洋料理ではその旨味の多さから、様々な料理のベースとして使われ料理にこくと風味を与え、味わいをより深いものにしている優れものの野菜です。また玉ねぎはその旨味だけではなく、「血液をサラサラにする」効果や、滋養強壮など身体に良いと言われる成分にも注目が集まっています。 

原産と品種

原産については、中央アジアとする説と地中海沿岸あたりとする説があります。寒さには強く古代エジプトでピラミッドが作られていた頃にはすでに食用とされ、ピラミッドを建設するときの人夫たちがその過酷な労働をささえる強壮剤として食べていました。当時の様子を残す壁画には玉ねぎやニンニクをぶら下げて歩く当時の人夫たちの姿が描かれています。エジプトからヨーロッパ全土に伝わっていき、肉にも魚にも合うことから広く食用として普及していきました。ただ、日本には江戸時代に南蛮船によって長崎に渡来してきていたが、すでに長ネギが普及していた日本ではなかなか定着することはなく、栽培は明治時代からというのは意外に感じられる方もいるでしょう。

現在日本で楽しむことができる玉ねぎの品種は、私たちが八百屋やスーパーでよく見る茶色い皮を持った辛味の強さが特徴の黄玉ねぎを筆頭に、白玉ねぎ、赤玉ねぎ、小玉ねぎ、葉玉ねぎ、エシャロットなど、その種類の多さからも古くから世界中で愛されてきた野菜であることがわかります。

栄養と食べ方

古代エジプトで強壮剤として使われていたのは玉ねぎの成分の硫化アリルです。玉ねぎを切った時に目から涙が止まらなくなるときの原因とも言われていますが、硫化アリルは、疲労の回復に効果があるビタミンB1の吸収を促進し、その働きを高める効果があります。さらに硫化アリルには血液をサラサラにする効果があるため、高血圧や脳血栓、動脈硬化などの予防に有効です。また玉ねぎの甘みはオリゴ糖です。オリゴ糖は、腸内環境を良い状態に保つビフィズス菌などの善玉菌のエサになります。腸内環境が整えられると、中性脂肪を抑えたり、大腸がん・肝臓がんなどの予防につながります。

選び方・保存の仕方

玉ねぎは頭の部分から傷み始めます。なので、選ぶときは頭の部分を触って中がしっかりと硬いものを選びましょう。持った時にずっしりと重い、身がしっかりとしたものを選ぶのがポイントです。保存をするときは風通しのいい場所がお勧めなので、ネットなどに入れて吊るして保存すると傷みを防ぐことができます。切った玉ねぎを保存するときは切り口を上にして密封し冷蔵庫で保存すると風味を保つことができます。

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