野菜は切り方によって味や栄養素がかなり変わります。
今回は、シチューに入れる野菜、タマネギ、ジャガイモ、ニンジンを大きく切って試してみました。
タマネギは皮を剥いて縦に半分、ニンジンとジャガイモは皮を剥いて斜めに半分に切りました。
シチューのルーは少なめにする以外、通常どうりにクリームシチューを作ります。
メリット①見た目が良い
まず最初に、当たり前ですが見た目が良いです。
3種類の野菜しか入れていないのに、とても豪華な印象になります。
メリット②甘味を強く感じる
特にジャガイモとニンジンは、いつも食べているシチューよりも甘味を強く感じました。
大きく切る事によって、野菜全体に火が通るまで時間がかかった事が理由だと考えられます。
ジャガイモとニンジンに含まれるデンプンは、低温で長く加熱されると、デンプン分解酵素である「βアミラーゼ」という成分が働き、糖に変化して甘くなるからです。
メリット③食べ応えがあり、満足度が高い
当たり前かもしれませんが、大きく切ってあると、しっかりと噛まなければ食べられません。
何度も噛む事により、野菜の旨味を感じやすくなり「野菜を食べた!」という満足感が得られます。
メリット④栄養素が逃げない
大きく切られた野菜は、切断面が少ないため栄養素の流出が、小さく切った野菜よりも少なくなります。
野菜の旨味だけでなく、栄養素も逃しません。
野菜の甘味にはリースリング
クリームシチューには、コクのあるシャルドネが欲しくなりますが、今回は大きくカットされた野菜に焦点を合わせて、リースリングはいかがでしょう。
リースリングのフルーティーな香りは、かみしめると甘味を感じる食材との相性が良いです。
特にジャガイモやニンジンなどの根菜類の甘味とは最高の組み合わせです。
ドイツのリースリングですと甘くなり過ぎる可能性があるので、今回はオーストラリアのリースリングです。
野菜の料理全般と相性がよいので、常備しておきたいワインです。
南オーストラリア・クレアヴァレー、ウォーターヴェイルの地で35年に亘ってブドウを栽培してきたコーナー家が作る、リースリングです。リースリングらしいフルーティな香りと、キリッとした酸が爽やかな白ワインは、ゴロゴロ野菜の旨味をより一層引き出しくれます。
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つねご
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