カベルネ・フランのおもな産地と品種の特徴
カベルネ・フランは、小粒で比較的涼しい地域でも栽培される、赤ワイン用のぶどうの品種。
フランス南西部のボルドー地方が原産地といわれていますが、スペインのバスク地方が原産であるという説もあります。
古くから生産されていた品種で、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどボルドー品種の親に当たる品種です。
世界各国で生産されていますが、全生産量の約8割を栽培しているのはフランスです。
渋みが少なく、やや軽めの味わいなので、力強いワインとのブレンド品種として重宝されています。
そのため、主要産地であるボルドー地方では主役になる事がありません。
ロワール地方では単体としてカベルネ・フランを用いたワインも生産されていますが、
カベルネフランと言えば、他のブドウ品種を引き立てる補助品種としての使われ方が多いです。
味と香り、色の特徴
カベルネ・フランはやや薄めの色合いで、味わいはカベルネ・ソーヴィニョンに似ていますが、全体的に軽やかな印象です。
香りは、木イチゴやブルーベリー、カシスなどのフレッシュな果実を思わせるさわやかさがあります。
その年の気候によっては、ピーマンやシシトウのような野菜の香りも加わります。
ボルドー品種とブレンドすることで、重厚なワインをエレガントにする役割を果たします。
カベルネ・フランに合う料理、おすすめの人
赤ワインの中でも軽めの味わいなので、豚肉や鶏肉、ラム肉のローストなど、軽めの肉料理によく合います。また、特有の青っぽさがあるので、オリーブやトマトなど野菜料理に合わせても飲みやすいワインです。赤ワインを飲んでみたいけれど、渋みが苦手という人にはおすすめです。
まとめ
カベルネ・フランは赤ワインの初心者でも比較的軽めで飲みやすいので、普段はワインをあまり飲まないという人にもぜひおすすめしたいワインです。いろいろな料理とも合うので、気軽に楽しんでみてください。もちろん、重厚なフルボディの味わいを好む赤ワイン通の方でも、カベルネフランがブレンドされたボルドーブレンドのワインを楽しんでいただけます。
リンク
カベルネ・フラン100%のフランス・ロワール地方のワイン。
深い樽の香りがしますが、ボルドーワインと比べるとスッキリとした穏やかさがあります。
ボルドーワインの中では、ジロンド川左岸のメドック地区よりも、サンテミリオンなどの右岸の地区の方がカベルネ・フランの比率が多いです。
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