フレンチパラドックスという言葉をご存知でしょうか?フランスは、他の国に比べて動物性脂肪を多く摂取しており、その場合一般的には動物性脂肪は心疾患のリスクを高めるものと言われています。しかし、フランス人の心筋梗塞や脳梗塞などの疾患による死亡率が他の国よりも少ない現象を指したものです。そしてこの不思議な現象をもたらしているのは、ワインを飲む習慣によるものではないかといわれています。
豆知識として知っておきたい健康=赤ワインのイメージが強い理由
ワインの健康へのメリットが語られる時に必ずといっていいほど話題に上がってくるのが「ポリフェノール」です。ポリフェノールはワインが作られるブドウの皮や種などに多く、その製法の違いからポリフェノールの含有量に大きな違いがあります。
ワインの健康効果が語られる時に赤ワインが取り上げられるのはその理由が大きいです。
赤ワインに含まれるポリフェノールの健康効果について
一般に、ポリフェノールというのは、イソフラボン・アントシアニン・タンニン・フラボノイドなどといった種類の有機化合物の総称です。ワイン、中でも赤ワインに多く含まれるポリフェノールは、アントシアニン・タンニン・カテキン・レスベラトロールなどがあります。
中には聞き慣れないものもあるかもしれませんが、例えばタンニン。こちらはワインを好きな方などはよく聞く成分ではないでしょうか。
このタンニンはワインにおける渋みという味の主成分であり、他にもアントシアニンと結びつくことでワインの色合いを安定させるという効果も持っています。そして人間の体においてこのタンニンは、美白効果や下痢の改善、生活習慣病の予防効果が期待できます。
そして近年注目されているのがレスベラトロール。諸説ありますがレスベラトロールは、長寿遺伝子やアルツハイマーとの関係性で当初注目されました。他にも、内臓脂肪の蓄積が抑制される動物実験結果や、実際にアメリカの39歳以上の女性約20000人を13年以上追跡調査した実験よると、赤ワインを1日1杯飲んでいる人は肥満のリスクが下がるという結果が発表されています。
アルコールも適度に取ることで健康にメリットが
また、アルコールと健康の関係についても触れておきます。厚生労働省の発表によると、アルコールは適度に摂取をしているグループの死亡率が最も低いとされています。これは男女によって違いがあり、男性については10~19g、女性だと9gまでが最も死亡率が低く、それより増えると死亡率が上昇します。アルコール度数12%のワインであれば、女性はワイングラスに軽く1杯、男性ですと1~2杯が適量だと考えられます。
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