純国産の繊細で穏やかな味わい 日本のワイン

ワイン

 

ヨーロッパ地方で生産されたものが一流とされてきたのがワイン界の常識。日本のワインの評価も少し前までは決して高いものとはいえませんでしたが、近年では国際的にも飛躍的に評価が高まっています。

日本ワインの歴史

日本のワインの歴史を語るには、まず最初に「日本ワイン」と「国産ワイン」の違いについて触れておく必要があるでしょう。

「日本ワイン」というのは、日本で栽培されたブドウを使って、日本国内で醸造されたワインのことを言います。一方、「国産ワイン」というのは、海外から輸入されたブドウやブドウジュースを使って、日本国内で醸造されたワインのことで、厳密に言えば日本のワインとは言えないと考えられます。ここでは主に「日本ワイン」の歴史について説明していきます。

日本におけるブドウの歴史というのは、ほかの果物と比べても比較的古いものです。断定はできませんが、古事記や日本書紀と言われる日本最古の文献の中にもブドウと思われる記述があります。実際に日本人がワインという酒に触れることになったのは、室町時代の後期。その時にはワインは、珍蛇(チンタ)というお酒として紹介されます。1549年には、かの有名なポルトガルの宣教師フランシスコ・デ・ザビエルによって日本にワインが持ち込まれ、当時各地の戦国大名に献上されたという記録は残っていますが、実際に日本でワインが作られたという記録は確認されていません。

日本においてワインが製造されるようになったのは、明治維新以降。文明開化の流れに乗って世間の生活様式も西洋化していき、明治政府が推し進めた殖産産業政策の一環として民間企業の育成が図られて、その試みのひとつがワインづくりでした。明治10年(1877年)には、日本有数のブドウ産地である山梨に県立葡萄酒醸造所が建設されたほか、甲府の地で独自にワインづくりを試みた民間人も出てきました。その後、経営難による倒産などの苦境を乗り越え、フランスへ留学して本場の知識を持ち帰るなどして、ワイン醸造技術は徐々に発展向上していきました。さらに、日本に適したブドウの品種改良なども行われ、現在では、日本で開発されたブドウ品種である甲州、マスカットベリーAを始め、シャルドネ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンなどの海外産の有名品種も日本国内で栽培され、「日本ワイン」として生産されています。

日本ワインの産地

日本で栽培されたブドウを使って生産する「日本ワイン」。代表的な産地は、日本最大のワイン産地である山梨県。ブドウ産地としても有名な山梨には多くのワイナリーが存在します。日本で品種改良を重ねられた甲州という品種は、その名の通り山梨で作られた白ワイン用の品種です。1年の寒暖差はもちろん、1日の中でも昼夜の寒暖差が激しく、そのほかにも冷涼で果樹栽培に向いている気候として知られる北海道、山形県、長野県が、日本国内のワイン産地となっています。

日本ワインの特徴

「日本ワイン」は、日本人好みとも言える繊細な味わいと、穏やかな香りに溢れた飲みやすさがその特徴として語られます。歴史の浅い「日本ワイン」ですが、近年では国際的にもその評価が飛躍的に上がっています。また、いくつもの新しいワイナリーが設立され、新たな生産者による小規模ながらも高品質なワイン製造に、世界のワイン専門家からの期待も高まっています。

 

日本ワインに合う野菜レシピ

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