禁酒法とワイン

酔いをもたらす飲料」と法的に定義して、アルコール販売を禁止しました禁酒法は、
アメリカ合衆国で1920年から1933年まで施行されました。
その間、アルコールの製造、販売、輸送が全面的に禁止され、
発展途上のアメリカワイン産業に壊滅的な打撃を与えました。

そんな禁酒法の影響を受けたワインをご紹介します。

禁酒法施行中に出来たワイン

1924年、まさに禁酒法施行中につくり始めたワインです。
当時から栽培されているジンファンデルからは、古木特有の強い凝縮感を感じる事ができます。
当時の反骨精神が込められたこのワインは、
大胆であり、反抗的な味わいと言われる事もあるようです。

 

復活したワイナリ―

禁酒法によって無くなったワイナリーが復活した例もあります。

・ファー・ニエンテ

1885年創業のワイナリーでしたが、禁酒法を受け1919年に運営停止。
60年間手付かずのワイナリーと畑を、ギル・ニッケル氏が購入し、
1979年より3年をかけ修復し、名門復活させました。

・Vマドロン

こちらも同じく歴史の古いワイナリーで、創業は1883年。
禁酒法を受け運営停止後に、復活したワイナリーです。
80年から100年を超える古木も多く残されており、
ワインコンサル担当で著名なジャン・ホフリガーが、
少量生産のプレミアムワインを生産しています。

 

 

施行中にワイン造りを許されたワイナリー

V プレスティージ カベルネ・ソーウ゛ィニョン

1900年に創設されたボーリュー・ヴィンヤード。
禁酒法施行中も教会用としてワインを製造が認可された、
ナパヴァレーでも数少ないワイナリーのひとつです。
ボーリュー・ヴィンヤードはホワイトハウスで提供され続け、
アメリカの代表的なワインであり、
数多くのアメリカの醸造家が多大な影響を受けたワインでもあります。

 

ローマカトリック教会のフランシスコ修道会の修道士達が、
ミサ用のワインを作り始めた1769年から始まる、アメリカのワインの歴史。
ゴールドラッシュや、ヨーロッパ系のブドウに持ち込みなどの影響で、
大きな発展を遂げている途中に、禁酒法が施行されました。
アメリカワイン産業には大きな打撃でしたが、
そこから培われた様々な技術と精神が、
今のアメリカワインに生きている事は間違いなさそうです。

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