子どもの多くは野菜が嫌いで、好き嫌いに悩んでいる家庭は少なくありません。大人になっても野菜嫌いが克服できないと、糖尿病を始めとする生活習慣病やがんの発症リスクが高くなることが知られています。野菜を食べる習慣はぜひ身につけたいところです。
ここでは、野菜の好き嫌い克服方法を子どもと大人に分けて解説します。
子どもの野菜嫌いを克服する方法
子どもが野菜嫌いになる最大の理由は、野菜の味の分かりにくさにあります。
味覚が未発達な子どもは味がはっきりしていて分かりやすい食べ物を好む傾向にあります。特に甘みや脂質を感じられるものを好むため、肉類や菓子など甘い食べ物を好んで食べるわけです。野菜は肉や菓子に比べ味が繊細で、子どもの味覚では旨味が上手く理解できません。またピーマンやトマトのように苦味や酸味の強い野菜も苦手です。
子どもの野菜嫌いを克服する方法としては、次のようなものが挙げられます。
・野菜の調理法を工夫
酸味や苦味が強い野菜は、加熱調理して甘みを引き出すことで子どもでも美味しく感じることができます。口に入れるのも拒絶するような場合は細く刻んでハンバーグなどに混ぜこんだり、衣を付けて揚げたりする工夫も必要です。
・野菜に興味を持たせる
ある野菜が嫌いになると、野菜全般を拒絶してしまうこともあります。「野菜=美味しくない」というイメージができてしまうためです。その場合は子どもの持つ野菜へのイメージを変えることが大切です。台所仕事をお手伝いさせるなど、野菜に接する機会を増やして野菜に興味を持たせることが効果的です。
・野菜を美味しく食べるお手本になる
心理学に『同調効果』という言葉があります。これは子どもが大人の取っている行動を真似することを意味します。大人が野菜を美味しそうに目の前で食べることで、子どもが『同調効果』で野菜を食べるようになることがあります。
大人の野菜嫌いを克服する方法
子どものうちに野菜嫌いを克服できず、大人になっても野菜嫌いのままになってしまうこともあります。歳を取ってくると味覚の繊細さが失われ、そのままだとなかなか克服は難しくなるでしょう。大人の野菜嫌いを克服するにも、工夫が必要になってきます。
・自分で調理をしてみる
直接野菜に触れ調理していると、大げさに考えていた「野菜嫌い」という感情がなんでもないことのように思えることもあります。また、自炊したものを食べないと「もったいない」という感情も湧きやすくなり、野菜を食べるきっかけになります。
・気持ちをコントロールする
物事への印象には視覚が強く影響します。「美味しそうな野菜料理の写真」を見ることで、「野菜=美味しい」という印象を抱けるようになることがあります。
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