カボチャの語源
カボチャは、1500年代にポルトガル人によって日本に伝わりました。
その時の呼び名は、ポルトガル語の「ウリ」を意味する「アボボラ」と呼ばれていました。
その後、カンボジア産である事から「カンボジアアボボラ」と呼ばれ、
そこからなまった言い方が「カボチャ」と呼ばれるようになりました。
カンボジアアボボラ…なんて呪文みたいですね。
カボチャの方言
カボチャは、ポルトガル語の「アボボラ」に由来して、「ボウブラ」、「ボーボラ」、「ボーラン」と呼ぶ地域もあるようです。
熊本県の「春日ぼうぶら」というカボチャの名前にも残っています。
また、大阪などではカボチャ輸入の寄港地である中国の南京から「ナンキン」と呼ばれています。
丸ごとの物をカボチャ、調理した物を「ナンキン」と呼ぶ場合もあるようです。
確かに「ナンキン」は美味しそうな響きですよね。
「唐茄子」という言い方も、同じく中国から入ってきた所からつけられたようです。
ちなみに英語の「pumpkin」は欧米では、「オレンジ色のカボチャ」の意味になり、
我々が普段食べている皮が緑色のカボチャなど、広い意味での「カボチャ」は「squash」と呼ばれています。
同じ欧米でも国によって若干違いがあるようです。
カボチャのことわざ
・芝居蒟蒻芋南瓜(しばい・こんにゃく・いも・かぼちゃ)
江戸時代の女性が好きな物を調子よく並べたことわざです。
芝居蒟蒻芋蛸南瓜は落語にも出て来る慣用句です。
・冬至にかぼちゃを食べるとかぜをひかない
一年で一番昼の短い冬至の日に、栄養のあるカボチャを食べて厳し冬に備える先人の知恵です。
つねご
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