「ワインを飲むと元気になるのか?それとも、元気だからワインが飲めるのか?」
私には正直わかりません。
しかし、私の周りには「元気でワインを飲んでいる人」が沢山いる事は間違いありません。
「ワインは体に良いのか?」という問題ではなく、「ワインを飲んで精神的に元気になれるのか?」という記事を集めてみました。
グラス一杯のワインが脳を元気にしてくれる
グラス一杯のワインが脳を元気にしてくれるという。
イェール大学医学大学院の神経学者ゴードン・シェパード(Gordon Shepherd)教授によると、ワインは脳の感覚領域・感情領域を活性化してくれるのだそうだ。しかも、どんな行動よりも大きな効果があるという。
とても興味深い内容ですね。
ワインの成分が脳を元気にしてくれるのではなく、ワインを飲む行為自体が音楽鑑賞や数学問題を解くといった行為よりも、脳を活性化させるという事みたいですね。
単純に「この赤ワイン美味しいな」よりも、「カリフォルニアのカベルネは、香りも味もハッキリしていて自分好みだな…」と考えると良いのでしょうね。
味覚とは、食べ物や飲み物に関する感覚や感情が脳内で結びついて作られた幻覚である。つまりワインの味わいはそれの中にあるのではなく、飲んだ者の頭の中にあるということだ。
記事の中ではこのように書かれています。
そうなると味覚だけでなく嗅覚も、脳内で結びついて作られた幻覚であると言えるのかもしれません。
ワインを飲む事によって、味覚と嗅覚が脳を活性化させるという事は、個人的にすごく納得がいきます。
うつ病の発症が32%減少する
ワインを週に2~7杯飲んでいる人は、まったく飲まない人に比べ、うつ病の発症が32%減少するという研究が発表された。適量のアルコールを飲むと体や心に良い影響がもたらされるが、飲み過ぎは健康を損なう原因になると研究者は指摘している。
「適度な飲酒であれば、むしろうつ病の予防に効果があるという結果になりました。なぜそうなるのかは不明の点が多いのですが、適度な飲酒は動脈硬化を抑え、血管の炎症を予防する効果があるとみられます」と、スペインのナバラ大学のミゲル マルティネス ゴンザレス博士(予防医学、公衆衛生学)は話す。
アルコールは適量を飲んでいれば、気持ちをリラックスさせたり会話を増やしたりする効果があると言われているので、うつ病の発症が減少する意味も納得できます。
飲むお酒の種類で気分が変わる
調査結果によると、蒸留酒が最も感情の変化を起こしやすいようだ。蒸留酒を飲むと自信を感じる、と回答した人が59%で、どの酒類よりも多かった。また「元気になる」と答えた人も58.4%と高かった。一方でネガティブな感情を抱く人も多く、「気分が悪くなる」という人は他の酒類と比べ飛び抜けて多かった(47.8%。2位の赤ワインは19.2%)。
ネガティブな感情で唯一、蒸留酒を上回ったのが、赤ワインの「疲労を感じる」(60%)だった。赤ワインは一方で、ポジティブな感情の「リラックスした気分になる」(52.8%)も一番多かった。また、ビールも49.9%の人がリラックスすると回答した。
赤ワインを飲むと「疲労を感じる」と感じる人も多いし、「リラックスした気分になる」と感じる人も多い…。
ようするに、お酒を飲む目的の違いで抱く感情も異なるという事でしょう。
でも依存しちゃダメ!
ワインを飲む事によって気持ちが前向きになるからといって、それに依存するのはいけません。
適度に飲まない期間を作る事が大切なようです。
まとめ
ワインは薬ではなくお酒です。
「ワインを飲めば元気になるから飲もう!」とう意味をはき違えると大変危険です。
楽しく、美味しく飲んで初めて「ワインを飲んで元気になれる」のだと思います。
ネガティブな感情からワインを飲む事は、飲酒の依存へつながるのであまりお勧めしません。(たまにはそんな日があっても良いとは思いますが)
あともう一つ、私の知っている元気なワイン好きの人の共通点は、誰と飲むかも大切にしています。
ワインは何を飲むかより、誰と飲むのかが大切…とも言えます。
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つねご
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