花の香りで表現されるワイン【キンモクセイとヴィオニエ】

 

キンモクセイとヴィオニエ

9月も後半に入り、秋らしい気候になってきました。
道を歩いていると「フワッ」とキンモクセイの香りを感じる事が多くなる時期ですね。

キンモクセイの香りで連想されるのが、白ワインのブドウ品種であるヴィオニエです。
フランス・ローヌ地方で主に栽培されているヴィオニエは、豊かな香りが特徴で、
白桃や洋ナシのような甘い果実の香りと、スミレやキンモクセイなどの華やかな香りがします。

秋の到来を感じさせるキンモクセイの香りを感じたら、ヴィオニエを飲んでみたらいかがでしょうか?

花の香りで表現されるワイン

ワインにはさまざまな香りがします。
その香りを第三者に伝えるために、さまざまな物に例えられ、表現されます。
同じような香りだから例えられる物もあれば、イメージで例えられている物もあるので、
なかなか理解できない表現もあります。
そのワインがどのようなワインかを伝えるための表現で、ワインのプロ同士の共通言語みたいな物です。
覚える必要はありませんが、自分の好きなタイプのワインはどの様に表現されるのか…ぐらいは覚えておくと良いでしょう。
今回は花の香りで表現されているワインです。

・赤いバラ
香りの広がりが強く、華やかさを感じた時に使われます。
ピノ・ノワールを使った高級ワインなどで使われる事が多いです。

・白いバラ
フローラルで華やかな香りを感じた時に使われます。
ゲヴェルツトラミネールを使ったワインなどで使われる事が多いです。

ローズ, 赤, 花, 自然, 庭, マクロ, 植物, 花びら, 情熱, 露
・スイカズラ
シンプルな甘みを感じた時に使われます。
香りが穏やかな白ワイン全般に使われます。

・アカシア
香りの主張はやや弱めで、優しい甘い香りを感じた時に使われます。
甘味のあるリースリングなどで使われる事が多いです。
アカシア, ブッシュ, 花, 植物, 自然, ネイチャー, 白い花, 5月

・スミレ
赤ワインで紫色のニュアンスを感じた時に使われます。
軽めのイタリアワインなどで使われる事が多いです。

・ボタン
赤ワインで優雅で上品な香りを感じた時に使います。
濃いめの赤ワインに使われる事が多いです。
牡丹, 花, ダブル花, フローラ, 観賞植物, 自然, スプリング, ピンク

花の香り以外に、果物、植物、スパイスなどの香りで例えて、そのワインの香りを表現します。
香りの表現が分かるようになると、ワインの楽しみ方も広がってきます。
嗅覚は味覚よりも神経の数が多いせいか、鍛えると比較的簡単に、細かい違いが分かるようになると言われています。
ワインを楽しみながら、嗅覚を鍛えてみるのも面白いかもしれませんね。

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つねご

・一般社団法人日本ソムリエ協会  ソムリエ ・一般社団法人日本ドイツワイン協会連合会  ドイツワインケナー ・一般社団法人ホールフード協会 野菜コーディネーター ・調理師 ・実はワインよりも釣りが好き→「まいにちワイン☆ときどき釣り」 https://mainchiwine.hatenadiary.jp/

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