ワインのマナーは、テーブルマナーに含まれているので、
ご存じの方も多いかもしれません。
カジュアルな場面で飲む場合も、大人としてワインのマナーをわきまえたいですね。
「そんな堅苦しいのは嫌だ…」と思ってしまうかもしれませんが、
ワインを楽しむために、最低限これだけは実践しましょう。
ワインを注ぐのは男性
レストランでしたら、ワインは基本的にお店の人に注いでもらいます。
そうでない場合、例えばホームパーティーなどではワインは必ず男性が注ぎましょう。
日本のお酒の席では、女性がお酌する事が良くある事なので、
状況に応じた方が良い場面もある事は確か(もうそんな時代ではありませんが)…。
でも、女性がワインを注いだ場合、その女性に恥をかかせる事になるので、
周りの男性はそれは阻止して下さい。
女性が手酌だなんてもってのほか!
さりげなく女性に気を使えるようになりたいものです。
ワインを注ぐ時はグラスを持たない
ワインを注いでもらう時は、グラスは手に持たずテーブルの上に置いたままにします。
これも日本のお酌の文化との違いで戸惑ってしまいそうです。
特に、目上の人からワインを注がれる場合…
マナー通りグラスを置いたままで「キミ、グラスを持ちたまえ!」と怒られるのか、
グラスを持ってお酌を受けて「キミ、ワイングラスは置いたままがマナーだぞ!」と言われるか…
状況判断で上手く切り抜けて下さい…としか言いようがありません。
いずれにしても「いや、これは…」と言い訳はしてはいけません。
グラス一杯にワインを注がない
ワインを注ぐ量は、グラスの1/3程度にします。
ワイングラスはワインだけでなく香りを入れる器でもあるので、
ワインで一杯すると香りを十分に楽しめません。
また、ワインをグラス一杯に注ぐとグラスの形状から倒れやすくなるので危険です。
グラスからあふれる程注ぐ冷酒も良いのですが、
ワインを楽しむためにはグラス一杯に注がないようにしてください。
ワイングラスはステムを持つ?
ワイングラスはステム(脚)の部分を持って飲むのがスタンダードとされているようですが、
フォーマルな場面ではボウルの部分を持ちます。
ある国際会議のパーティーで、各国の代表がグラスのボウルの部分を持っていたのに対し、
日本と中国の代表だけがグラスのステムの部分を持っていた…という話もあります。
「日本人はなぜグラスのステムの部分を持つのか?」と疑問に持つ欧米人の話も聞いた事があります。
日本では、特に女性はステムの部分を持った方が綺麗に見えるので、ステムを持つことが推奨されています。
たまに、「ワイン通」気取りでグラスの台座の部分をつまむように飲んでいる人がいます。
テイスティングの時にそのように持つ場合がありますが、普通はそんな持ち方はしません。
また、テイスティングの時にグラスを回して香りを出す「スワリング」や、
口の中で「ズズッ」と音を立てて空気を混ぜて香りを確認する行為は、
ワインを楽しむ場面では必要ありません。
乾杯のとき「チーン」としない
ワイングラスは、特に高級なものになればなるほど、繊細で割れやすくなります。
「乾杯!」の勢いで、グラスをぶつけると簡単に割れてしまう事があるので、
乾杯の時はグラスを上に持ち上げるだけにします。
状況に応じで、軽く触れるくらいは大丈夫だとは思いまが、注意が必要です。
まとめ
「マナー」と聞くと堅苦しく感じてしまうかもしれません。
しかし、ワインを楽しむ為のルールでもあるので、どんな時でも気にしていたいですね。
ワインのマナーを通して、あなたの人間に厚みも見られているかもしれません。
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つねご
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