もうすぐ春!季節を告げる野生の植物【山菜とワイン】

 

山菜とは

山野に自生した食用にする植物の事を山菜と呼びます。
通常は栽培されいない物が多く、限られた場所で限られた季節にしか採取できません。

山菜は品種改良を受けてきた野菜とは違い、
収穫量が少なく、味は苦みやえぐみが強く、食べる際に下処理が必要になります。
独特の風味と季節感を感じさせてくれるのが、山菜の魅力です。

 

春の皿には苦味を盛れ

「春の皿には苦味を盛れ」ということわざがあります。
冬の間に体にたまった老廃物や脂肪を排出するために、春の山菜を食べなさい…と言う意味のようです。
春の山菜には抗酸化作用が強いポリフェノールやミネラルが多く含まれているためなのでしょう。
春の訪れとともに、山菜を食べて体を軽やかにしたい所です。

山菜採りへ行くのは大変ですが、
野菜売り場で山菜を見つけたら、
手を伸ばしてみましょう。

・タラの芽

収穫時期:3月~4月
食べ方:天ぷら、和え物、炒め物
山菜の王様とも言われるタラの芽は、独特の香りとほろ苦さが魅力です。
天ぷらにして、ニュージーランドのソーヴィニヨンブランで楽しみたいですね。


・山うど

収穫時期:3月~5月
食べ方:酢味噌和え、天ぷら、炒め物
山うどの若芽、もしくは軟化栽培したものを食します。
香りと歯ごたえが特徴なので、酢味噌和えにしてスパークリングワインで楽しみたいですね。


・ふきのとう

収穫時期:2月~3月
食べ方:天ぷら、味噌汁、佃煮
春の訪れを告げる山菜のふきのとう。
こちらも天ぷらで白ワインが良いですね。
甲州はいかがでしょう。

 

・ぜんまい

収穫時期:3月~5月
食べ方:煮物、お浸し
アクが強い為、しっかりと下処理が必要な山菜です。
ほのかな甘みと苦味に合わせて国産ワインで楽しみたいです。

 

 

・こごみ

収穫時期:5月~6月
食べ方:和え物、お浸し、サラダ
一般的にコゴミと言えば、青こごみでクサソテツの若芽の事をさします。
ゼンマイやワラビと同じように、シダ植物の仲間ですが、
アクが少ないのでサラダにも使えます。

 

山菜は手がかかるけど…

山菜は下処理に手がかかります。
手がかかる割には、料理としては地味…
それでも山菜を食べたくなるのは、
クマが冬眠から覚めて、最初にふきのとうを食べるように、
本能で必要としているからなのでしょう。

え?別に食べたくない?
もしかしたら人間本来の本能が失われているのかもしれません…
山菜を食べましょう…。

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つねご

・一般社団法人日本ソムリエ協会  ソムリエ ・一般社団法人日本ドイツワイン協会連合会  ドイツワインケナー ・一般社団法人ホールフード協会 野菜コーディネーター ・調理師 ・実はワインよりも釣りが好き→「まいにちワイン☆ときどき釣り」 https://mainchiwine.hatenadiary.jp/

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