タケノコとワインの合わせ方【ワイン×野菜図鑑】

 

タケノコ

和名:筍
科・属性:イネ科・マダケ属
原産地:ヨーロッパ、西南アジア
旬:4月~5月
栄養素:食物繊維、カリウム、ビタミンB1,B2
効果:便秘解消、疲労回復

春の野菜の代表格のタケノコ。
炊き込みご飯、煮物、焼き物…
繊細な味付けのタケノコを食べると日本人で良かった…
と思ってしまいます。

タケノコ豆知識

水煮のタケノコの切り口に見られる白い粉は、アクではなく、
チロシンというアミノ酸の一種です。
チロシンは疲労回復に効く成分なので、洗い流さずにそのまま食べましょう。

 

ワインと相性の良いタケノコの食べ方

タケノコは、繊細な味付けの料理が多い為、ワインも繊細な白ワインを選びたい所です。
とは言え、タケノコには旨味成分・アミノ酸の一種のグルタミン酸、チロシン、アスパラギン酸を含んでいるので、
旨味のあるワインが良いですね。

・タケノコの煮物→シャンパーニュ、甲州、ロゼワイン

若竹煮を代表する、あっさりと煮たタケノコには、シャンパーニュと甲州が良く合います。
タケノコと出汁の旨味には、旨味の強いシャンパーニュ。
または、同じくシュールリー製法で旨味のある甲州ワインも良く合います。

土佐煮のように、もう少し濃いめの味付けでしたら、辛口のロゼワインも良く合います。
日本のロゼワインで合わせてみては…。

 

・チンジャオロース→ロゼワイン、赤ワイン(カベルネフラン)

細切り肉、ピーマン、タケノコを使った、中華の炒め物には、
コクのあるロゼワインか、カベルネフランを使った赤ワインが良く合います。
軽めの味付けだったらロゼ、
色も濃くしっかりとした味付けならカベルネフランを選ぶと良いでしょう。

フランス・ローヌ地方の名門・シャプティエが作るロゼワイン。
淡いピンク色ですが、意外と飲み応えもあり中華料理全般良く合います。

カベルネフランはピーマンなどの緑黄色野菜との相性が良いブドウ品種です。
ワインによってピーマンの旨味が際立てば、自然とタケノコの旨味も引き立ちます。

 

・タケノコのオイル漬け→イタリア・プロセッコ
タケノコはイタリアでは食べられませんが、
オリーブオイル漬けなのでイタリアのスパークリングワイン・プロセッコがおすすめです。
プロセッコとは、北イタリアの特定地域でグレーラ種というブドウ品種を使って造られるスパークリングワイン。
泡もしっかりしていて、リンゴのような香りを含むフレッシュなスパークリングワイン。
料理には幅広く合わせられますが、オリーブオイルををふんだんに使った料理と相性は抜群です。

 

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つねご

・一般社団法人日本ソムリエ協会  ソムリエ ・一般社団法人日本ドイツワイン協会連合会  ドイツワインケナー ・一般社団法人ホールフード協会 野菜コーディネーター ・調理師 ・実はワインよりも釣りが好き→「まいにちワイン☆ときどき釣り」 https://mainchiwine.hatenadiary.jp/

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