世界北限の地域で作られる繊細なドイツワイン

ドイツのブドウ農園

ドイツは、ワイン生産地の北限と言われています。しかしドイツにおけるワイン作りの歴史は古代ローマ帝国時代まで遡る事ができる歴史のあるワイン産地。
緯度を比べると北海道よりも北にあるドイツでは、比較的涼しい気候に適した白ワインの生産が盛んです。

ドイツの気候・歴史

ワインの優れた生産地が集まるワインベルト、その緯度は30~50度と言われています。ドイツの主なワイン生産地の緯度は47~52度。数多くあるワイン生産地の中でも最も北にある生産地の一つにあたります。

日照時間が少ないことから生育期間も長くなり、ブドウを収穫するまでに時間がかかるなど、ブドウの生育環境として恵まれているとは思えないドイツですが、意外にも温暖な海洋性気候によって、思ったほど冬の寒さは厳しくないことから、ワイン用のブドウ生産が繁栄して今日まで続いているのです。
ワイン産地としてのドイツの歴史は古く、古代ローマ帝国の時代に遡ります。古代ローマ帝国がこの地を征服し、ローマ人たちによってワインが伝えられ、ブドウを栽培したのが始まりと言われています。その後、ドイツのブドウ畑は修道院によって整えられ、ブドウの栽培技術は格段に飛躍しました。

ドイツワインの生産地

ドイツのワイン生産地は、ドイツの中でも南の地域に集中しています。そして、ライン川およびその支流の流域にあるのが特徴の一つです。モーゼル地区やラインガウ地区などは、川沿いの斜面にブドウ畑を作る事で、元々少ない日照時間を少しでも長くとれるように工夫がなされています。

その他にワイン産地として覚えておきたいのが、ラインヘッセン、フランケン、ファルツ、バーデンなどの地域で、それぞれ特徴あるワインを造っています。

ドイツワインの特徴

ドイツワインの特徴としてまずあげられるのは、世界有数の白ワイン生産量の高さでしょう。かつて1980年代頃までは、生産量のほとんどが白ワインとも言われていました。今では白6:赤4くらいの比率となっているようですが、それでもドイツといえば白ワインと言われるくらいよく知られています。

そして、アルコール度数の低さ、心地よい甘み、気品に溢れたフルーティーな酸味もドイツワインならではであり、必ずしも恵まれた生産環境とは言えないドイツだからこそ生み出された特徴といえます。

そして、ドイツワインといえばリースリング。ドイツにおける高品質のワインは、ほとんどが単一品種で作られており、そのほとんどはリースリング種で作られた白ワインなのです。リースリング種は甘口から辛口まで実に幅広い味が楽しめる白ワイン用のブドウ種。このリースリングによって作られる伝統的な甘口の白ワインはドイツワインの代名詞と言えるでしょう。ドイツでは甘口ワインが好まれており、そのことは果実味溢れる甘みによって6つの等級に分類されるというワインの格付けにも表れています。ドイツにおける最高級のワインと言われるトロッケンベーレンアウスレーゼ。苗木に付いたまま過熟させたブドウに貴腐菌が付着し、水分が蒸発して干しブドウのようになった粒を選りすぐって収穫され、手間暇かけてワインが出来上がります。蜂蜜のように濃度が高く、フルーティーで味わい豊かな甘みが特徴で、アペリティフやデザートワインとして最適です。

おすすめドイツワイン

 

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