寒い冬には、やっぱりお鍋!
家族や仲間と鍋を囲めば、心も体もホカホカになります。
「鍋」と言っても、具材や調理方法、そして地域によって色々な種類の鍋料理があります。
代表的な鍋料理、それぞれに合うワインと楽しみ方をご案内します。
石狩鍋
みそ仕立てで鮭が入った北海道の郷土料理の石狩鍋。
鮭の旨味とコクのあるみそ味が体も心も温めてくれます。
そんな濃厚な味の石狩鍋にあるワインは、コクのあるリッチな味わいの白ワインがおススメです。
例えば、アメリカなどニューワールドの酸味の少ないシャルドネはいかがでしょう。
石狩の濃厚な味付けと、ボリューム感のあるシャルドネが良く合います。
すき焼き
牛肉を醤油・酒・砂糖などの味付けで作られるすき焼き。
甘辛醤油と牛肉の旨味が特徴のすき焼きには、果実味が豊富で渋みの柔らかい赤ワインが良く合います。
例えばチリなどのニューワールドのピノ・ノワールはいかがでしょう。
また、甘味の少ない味付けのすき焼きならば、ボルドーのメルロやスペインのテンプラニーリョにすると、
牛肉の美味しさを引き立ててくれます。
いずれにしても、すき焼きとワインを合わせる時は生卵で食べるのは避けた方が良いです。
卵はワインの味を台無しにしてしまう可能性があるからです。
水炊き
作る地域で水炊きの定義が違うのですが、ここでは昆布や鶏の澄んだ出汁で野菜や魚、肉を煮る鍋とします。
シンプルな味付けで、野菜と肉や魚の旨味をそのまま楽しむ水炊きには、
素材の味を邪魔せずに旨味を引き出してくれるシャンパーニュなどのスパークリングワインが良く合います。
シャンパーニュなどの瓶内二次発酵したスパークリングワインには、
旨味成分のアミノ酸が豊富に含まれているので、シンプルな味付けで旨味を楽しむ料理にピッタリです。
他の鍋料理ですとしゃぶしゃぶや湯豆腐にもシャンパーニュは良く合います。
また、ゴマダレを使う場合は石狩鍋と同じように「コクのある白ワイン」で合わせると良いでしょう。
もつ鍋
博多の郷土料理のもつ鍋ですが、今は全国で食べられる定番鍋物の一つです。
醤油や味噌仕立てのスープに、モツとニラ、キャベツが入った濃厚な旨味のある鍋には、
白ワインだとワインが負けるし、赤ワインだとワインが勝ってしまいます。
そんな時はロゼワイン。
南フランスの果実味のあるロゼならバランスよく楽しめます。
キムチ鍋
日本での漬物の人気の1,2位を争うキムチ。
それは鍋物でも例外ではありません。
ただ、キムチとワインの相性は少し注意が必要です。
キムチが辛すぎるとワインの香りがわからなくなる恐れと、
キムチを漬ける時に使うアミ(エビ)等の生臭さが、ワインによっては強く出てしまう恐れがあるからです。
キムチ鍋とワインを合わせる場合は、辛いキムチを避けて、ワインは渋みの少ない軽めの赤ワインを選びましょう。
ヌーボー(新酒)ではない、ボージョレーはいかがでしょうか?
ガメイの果実味と程よいタンニンが、キムチ鍋の旨味に良く合います。
もつ鍋と同じようにロゼワインでも楽しめますよ。
今回紹介していない鍋でも、スープの色とワインの色を合わせる事を意識すれば、
大体大丈夫です。
家族で鍋、友達と鍋パーティー、いやいや一人でも。
いつもと少しだけ違った楽しみ方が出来る「鍋とワイン」是非試してみて下さい。
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つねご
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