サンジョベーゼのおもな産地と品種の特徴
サンジョベーゼの原産地はイタリア中央部のトスカーナ地方で、イタリアで最も栽培されている赤ワイン用の品種です。
生産量の多くがイタリアですが、アメリカやオーストリアでも一部栽培されています。
突然変異が多いことが特徴で、栽培される土壌によってさまざまな味や香りが生まれ、亜種も非常に多くなっています。
代表的な亜種としてサンジョベーゼ・グロッソやサンジョベーゼ・ピッコロなどがあり、イタリアを代表する有名なワインの銘柄の原料となっています。
気温の低い年には酸とタンニンが強まる傾向にあります。逆に暑い年には、濃厚でアルコール度数が高く長期熟成が可能なワインが作られます。
サンジョベーゼの代表的なワインとしては、キャンティやブルネロ・ディ・モンタルチーノなどがあげられます。
味と香り、色の特徴
サンジョベーゼのいちばんの特徴はそのくっきりとした強い酸味です。
また、渋みもしっかりしており、芳醇な果実味が感じられます。
香りはやや弱めですが、サクランボやイチゴのようなフレッシュさがあり、スパイスのような風味も感じられます。
長期熟成が可能な上質なものは、熟したプラムのような濃厚な果実味が感じられ、酸味も弱まり、コクのある味わいとなります。
近年、伝統的なブレンド方法ではなく、サンジョベーゼにメルローやカベルネ・ソーヴィニヨンなどボルドー品種をブレンドしたワインも作られるようにりました。
イタリアの格式にとらわれず、自由に作られたスーパートスカーナと言われるワインは、イタリアの格付けが無くても高品質なため、高価で取引きされています。
サンジョベーゼに合う料理、おすすめの人
サンジョベーゼには、ライトなタイプからフルボディなタイプまで様々なワインがあるので、合う料理を一言でいうのは難しいのですが、やはりイタリア料理との相性は抜群です。
やや軽めの味わいのものはトマトソースのパスタやピッツァなどによく合います。
フルボディなタイプはやはり、ハーブやニンニクを効かせた牛肉や猪肉などの料理と合わせられます。
イタリアには様々なワインがあるので、初めてイタリアワインを飲む人にはまずはサンジョベーゼをおすすめします。
パスタやピッツアなどの炭水化物やお肉料理などに合わせられる幅広さがあり、陽気な気分にさせてくれるイタリアワインの本質を感じる事ができます。
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つねご
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