スクリューキャプは安ワイン?【コルク関する誤解】

 

ワインとコルクの切っても切れない関係

ワインの栓と言えばコルク。
1700年ごろから使われるようになり、瓶にワインを詰めてコルクで栓をするようになりました。
それによって、ワインは熟成が可能になり、運搬もしやすくなり、
ワイン文化の広がりに一役買っている存在と言えます。

スクリューキャップは安ワイン?!

1970年代にスクリューキャップが登場しました。
コルクよりもコストがかからず、手頃に開けられる事から安価なワインで使われる事が多かったため、
「スクリューキャップ=安ワイン」
のイメージがついてしまったようです。

しかし現在、ニュージーランドやオーストラリアを中心に高級ワインでもスクリューキャップが使われています。
国によってスクリューキャップの採用比率が多きく変わりますが、今後スクリューキャップの採用は増加傾向にあるようです。

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なぜ、スクリューキャップが良いのか?

品質管理
コルクに潜んだ細菌と消毒に用いられる塩素によって、TCA(トリクロロアニソール)という物質が発生して、
ワインを不快な香りで汚染してしまう、ブショネ。
ブショネが発生する確率は3~5%と言われており、程度によりますが30本に1本はブショネという事になります。
(ブショネと気が付かずに飲んでしまっているケースも多くあります)
スクリューキャップなら、ブショネの可能性は0になります。

 

コルクじゃなくても熟成する
ワインのコルクは極わずかに酸素を通すため、ワインが熟成すると言われてきました。
しかし近年、スクリューキャップでも熟成ができるとも言われるようになりました。
いまだ、議論がされているようですが、
通常飲むワインに関しては必ずしもコルクじゃなくても良いようです。

 

取り扱いが簡単
誰でも簡単に開けられる事も最大のメリットです。
コルクの抜栓は慣れてしまえば簡単な事ですが、
お年寄りや体が不自由な方には大変難しい作業。
簡単に開けられて、飲み残しの保存も栓を占めるだけなので、
気軽にワインが楽しめます。
コルクがボロボロになったり、コルク片がワインの中に入ってしまうようなストレスがありません。

 

コルクの木を伐採しなくて済む?
「コルク材を使うとコルクの木を伐採するから、環境によくない」と思われそうですが、
実はそんな事は無いようです。
コルクは、樹齢25年以上のコルクがしの樹皮を剥がして作られています。
一度はがしても10年程経てばまた樹皮は復活するので、コルク材のためにコルクがしが伐採される事はありません。
樹木を伐採することを考えると、非常に効率がよくCO2吸収にも役立っている事になります。
環境の為に、スクリューキャップの採用をしている訳では無いようです。

 

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コルクの方が美味しく感じる?!

中身が同じ「コルク栓のワイン」と「スクリューキャップのワイン」を、何人かに飲み比べてもらった所、
コルク栓の方が美味しいという意見が多かった…という調査結果があります。
「雰囲気」はワインを美味しくする一つの要因である事がうなずける調査結果ですね。キャップシールを剥がして、丁寧にコルクを抜き、コルクの香りを確認する…
この一連の動作が、これからワインを楽しむ気持ちを盛り上げてくれます。合理的なスクリューキャップの採用が世界的に広がる中、
「フランスからコルク栓が無くなるのは、ワインが無くなる時だ」
と言われるように、フランスワインにスクリューキャップがあまり使われない理由も理解できます。

コルクか?
スクリューキャップか?
決めるのはそのワインを楽しむ人なので、どちらが良いという問題では無いようです。

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