今年成人式を迎える方の生まれ年、1999年のワインをまとめてみました。
成人祝いに生まれ年のヴィンテージのワインを飲む…
素敵な大人になれそうです。
ワインは熟成すれば美味しくなるお酒ですが、すべてのワインが美味しくなるとは限りません。
ある程度高品質なワインでないと、20年の熟成に耐えられないからです。
また、年によって評価の高い生産国(地域)もあるので、そこを押さえておく必要があります。
フランスワイン
1999年のフランスワインは全体的に高い評価です。
特にブルゴーニュ地方の赤と、ローヌ地方のワインが非常に良いとされています。
せっかくのお祝いなら、奮発してグランクリュ(特級畑)!
偉大なピノ・ノワールの象徴的なワイン、 ラトリシエール・シャンベルタンのグランクリュです。
複雑なワインなので、飲みなれていない方には分かりづらいワインかもしれませんが、
大人の第一歩として背伸びしてもよいのでは。
リンク
名門・ポール・ジャブレ・エネの、エルミタージュ。
とくにこの「ラ・シャペル」は「20世紀最高のワイン」に選ばれました。
シラー100%で、しなやかな酸と凝縮した果実味があるワインなので、
先述のラトリシエール・シャンベルタンよりは分かりやすいワインだと思います。
イタリアワイン
1999年のイタリアワインも全体的に評価が良いのですが、
特にピエモンテ州ワインの評価が非常に高いです。
「ワインの王」と伝統的に珍重されている「バローロ」と肩を並べる最高級ワイン「バルバレスコ」。
ネッビオーロ100%のワインは、ドライフルーツとスパイスの香りと、洗練されたタンニンで、長い余韻が楽しめます。
最高級でありながら比較的手頃な価格なので楽しみやすい1本です。
アメリカワイン
ヨーロッパ以外で評価の高い1999年のワインは、アメリカ・カリフォルニアのワインです。
カリフォルニアで初めてボルドースタイルのワインを作った、ジョセフ・フェルプスのインシグニア。
「玄人のためのオーパスワイン」と称された事のある、なかなか渋い(味じゃなくて)ワインです。
カリフォルニアらしい濃厚なワインですが、複雑な香りと滑らかさ、長い余韻を楽しめます。
デザートワインがおすすめ
20年熟成したワインは高価な物が多いので、なかなか手がでません。
しかも20年熟成したワインは、慣れていない人には美味しいと感じるとは限りません。
成人したばかりの人には中々難しい味になるでしょう。
また、20年経っているので、ワインの状態が悪くなっている可能性もあります。
がんばって1999年の高いワインを購入したけど、飲んでみたら、
「あれ?これでいいの?」
と思ってしまう可能性は低くありません。
そんな不安があるのならば、デザートワインがおススメです。
・甘味が強いので、通常のワインよりもダメージを受けにくい(長期熟成に適している)
・初めて飲む人でも比較的飲みやすい
・一度開栓してもしばらく冷蔵庫で保存できる
という点で、安心して生まれ年のワインを購入する事ができます。
つねご
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